泌尿器症候群用キャットフード

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猫はあまり水を飲まない動物です。それは、祖先が砂漠に住むリビアヤマネコだったため、あまり水を飲まなくてもいいような身体になったからだと言われています。しかし、水の摂取量が少ないと膀胱炎や尿道結石、慢性腎盂炎などの病気にかかりやすくなってしまいます。

猫がかかりやすい泌尿器症候群とは

猫がかかりやすい病気の中に泌尿器系の病気があります。膀胱炎、尿道結石、腎盂炎などの病気のことを「泌尿器症候群」と言い、「猫下部尿路疾患」とも言われています。猫の膀胱炎は原因不明の場合が多く、ストレスや自己免疫性疾患が原因なのではないかと考えられています。尿道結石の場合はミネラルバランスが悪い食事が原因という場合が多く、尿が酸性やアルカリ性に偏ることにより、尿管に結石ができてしまいます。結石ができると排尿の時に痛みを伴うようになります。また、ひどくなると排尿ができなくなって尿毒症になり、24時間以内に対処をしなければ命を落とす可能性が高まります。このような泌尿器系の病気は猫に多く、普段から病気にかかっていないかの観察が大切です。

泌尿器系症候群の症状

泌尿器系の病気になったら、どのような症状が出るのかをご紹介いたします。

水をたくさん飲む
普段よりも水を飲む量が増えた場合、泌尿器系の病気を疑ってください。
おしっこの回数が増える
猫は1日に2~3回ほどの排尿をしますが、この回数よりも多くなったら尿の疾患かもしれません。
尿の匂いがきつい
猫の尿はもともとキツイ匂いがしますが、いつもと違った匂いがする場合は注意してください。
尿の色が濃い
泌尿器系の病気になると尿の色が濃くなります。猫のトイレは尿が砂で固まってしまうため尿の色を確認することが難しいのですが、泌尿器系の病気を疑った場合は尿を採取して色や匂いを確認しましょう。
おしっこに血が混じる
ひどくなるとおしっこに血が混じるようになります。もしも血が混じるようになったらすぐに病院へ連れて行きましょう。
食欲不振
急に食欲が落ち、他に上記の症状が見られたら泌尿器系の病気を疑いましょう。
おしっこをしたそうにしているが、尿が出ない
結石ができた時や膀胱炎の時に、尿意をもよおしトイレに行くものの尿が出ないということがあります。

以上のような症状が現れたら泌尿器症候群を疑うようにしましょう。

泌尿器症候群用のキャットフードの選び方

猫が病気にならないように、普段からフードに気をつけて与えることはとても大切なことです。そして、泌尿器系の病気を患ってしまった場合は泌尿器症候群用のキャットフードを与えましょう。
ここでは泌尿器症候群用のキャットフードの選び方についてご紹介いたします。

マグネシウムの含有量に注意する

猫の尿は弱酸性であることが望ましいのですが、マグネシウムが多く含まれたフードだと尿がアルカリ性になってしまい、ストルバイト尿結石ができやすくなります。またマグネシウムが少なすぎても尿が酸性になってしまい、シュウ酸カルシウム尿結石ができやすくなってしまうのです。尿を弱酸性に保つには、マグネシウム含有量が0.09%以下のものを選んで与えましょう。

ウェットキャットフードを上手く取り入れる

泌尿器系の病気は、水をあまり飲まないというのも原因の一つです。ですから自然に水分が摂取できるようにフードを与える時に、ウェットフードを取り入れてみましょう。水分含有量が10%以下のドライフードに比べ、ウェットフードには80%ほどの水分含有量があります。フードを食べることによって、自然に水分も摂取できるので泌尿器系の病気を予防できます。
また、ウェットフードのメリットとして、香りがよく猫の食欲を増進させてくれるという点があります。泌尿器系の病気を患ってしまうと食欲が落ちてしまう場合があります。ウェットフードには肉食である猫本来の食事に似た肉の食感を残したものなどがありますので、猫が喜んで食べてくれるでしょう。

泌尿器症候群の再発防止策

猫の泌尿器症候群は再発率が高い病気です。泌尿器系の病気はひどくなると命を落としてしまう怖い病気ですので、この病気にかからないように、また再発しないようにフードの選び方に気をつけなければなりません。
フード以外で気をつけるべきことは、猫がいつでも水が飲めるように新鮮な水を用意しておくこととトイレを清潔に保つことです。猫はとても綺麗好きなので、毎日水を替えて新鮮な水を置いておきます。また、トイレが汚れていると用を足すのを我慢してしまい、それが原因で膀胱炎になってしまうことがあります。

このように、フード以外の環境も整えてあげて、泌尿器症候群用のフードやウェッフードをうまく取り入れていきましょう。
泌尿器系の病気の中にはすぐに命に関わるものもあります。大切な猫を守るのは私たちの役目です。普段から猫の様子を観察していつもと違うと思った場合はすぐに病院へ連れて行くことが大切です。
泌尿器症候群のほかにも猫がかかりやすい病気はあります。病気だけでなく、肥満傾向の猫にはダイエット用のキャットフードへと切り替え、標準体型へと戻してあげることがいつまでも健康でいてもらうためには大切です。
こちらには愛猫の体調に合わせたキャットフードの選び方が載っています。キャットフードをコロコロ変えることはおすすめしませんが、与えているキャットフードに含まれる成分が合わなくてアレルギー反応が起こっている可能性もあるため、できるだけ愛猫に合った質の高いキャットフードを与えたいものですね。

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