ウェットキャットフードをあげてしまうとドライキャットフードを食べなくなるのか

前へ
次へ

猫の幸せを考えるとウェットキャットフードもたまにはあげたいと思っている飼い主さんは多いかもしれません。
一方、「ウェットキャットフードをあげてしまうとドライキャットフードを食べなくなる」ともいわれてます。ウェットキャットフードしか食べなくなってしまったら、保存も利かないし、経済的負担はさることながら猫の栄養も偏ってしまうかもしれないので一大事です。ですが、一概にそうとは言えないのです。

猫にも好き嫌いがある


ウェットキャットフードもドライキャットフードも与え方に注意が必要です。
ウェットキャットフードの方が味の種類が多く、魚や肉の生食に近い香りや食感が残っているので猫の好みに合っています。
一方、ドライキャットフードは保存の利く総合栄養食ですが、カリカリ感が目立ち、風味や香りもウェットタイプに比べると少ないし、水もたくさんあげるようにしなければなりません。

そもそも猫は肉食動物です。現に野良猫をペットにした場合、普段ゴミ箱を漁る癖があったせいか、ドライキャットフードを食べない猫も多いと聞きます。
生まれたときからドライキャットフードを食べていた猫でも、初めてウェットキャットフードを食べて、その味にはまってしまってドライキャットフードに興味を示さなくなってしまう例もあります。

でもその一方で、生まれたときからドライキャットフードのカリカリ感に慣れていて、ウェットキャットフードをあげると初めは魚や肉の風味や香りに惹かれ一時的にはまってしまっても、しばらくするとドライキャットフードのカリカリ感が恋しくなって簡単にドライキャットフードに戻ってくれる猫もいます。

ドライキャットフードのカリカリ感には、ストレス解消や歯垢除去効果がある一方、ウェットタイプは、食べかすが歯につきやすく、歯垢がたまりやすいので、食べた後の爽快感などドライタイプが懐かしくなるような理由があるのかもしれません。

この様に猫の好き嫌いもさまざまで、そのタイプは十人十色ならぬ“十猫十色”なのです。
人間の場合、好き嫌いがある小さな子供のお母さんは、子供の好き嫌いを改善する方法を模索する努力を重ねます。お母さんの努力の甲斐あって好き嫌いの多かった子供も大人になるにつれて好き嫌いが改善されていきます。

猫も同じように飼い主さんの気長な努力で、ウェット・ドライ両方のキャットフードを食べてくれるようになることも多いのです。
猫の好き嫌いをコントロールすべくさまざまな工夫をご紹介しましょう。

ウェットキャットフードとドライキャットフードを両方食べさせる工夫


猫も人間の子供の躾と同じように、ウェットキャットフードにはまって好き嫌いの改善が上手くいかないときは、次のような工夫をしてみましょう。

食べなかったらお皿を下げてしまう

例えばドライキャットフードがたくさん残っていても“30分経ったらお皿を下げてしまう”といったふうに食事の時間を決める習慣を付けましょう。
猫は賢いので、「食事は出されたときに食べないと食事にありつけなくなる」という事を学習します。頑固な猫も最終的には空腹に負けて気に入らなくても食べるようになります。

ウェットキャットフードとドライキャットフードを混ぜる

ドライキャットフードを与えるときは、たくさんの水を一緒に飲ませないといけません。ウェットキャットフードの水分は水の代わりになります。
そこで、ドライキャットフードとウェットキャットフードを混ぜ合わせてみましょう。特にスープタイプのウェットフードがおすすめです。ドライキャットフードが適度にふやけて、ウェットキャットフードの魚や肉のうまみのしみこんだスープ仕立になります。水分がスープなので、最後まで残さず完食してくれやすいです。
そして、ウェットキャットフードを少しずつ減らして、ドライキャットフードを少しずつ多くしていき、少しずつドライキャットフードの食感や味に慣れさせていきましょう。

おやつ感覚で少量のウェットキャットフードを与える

食事の時間を徹底して守り、「普段の食事はドライキャットフード」だと猫に覚えさせましょう。食事の時間外に、お利口にしていたときのご褒美のような感覚でウェットキャットフードをあげてみましょう。
初めはウェットキャットフードしか食べなくても、少量なので、お腹がすいて、食事の時間のドライキャットフードも食べるようになります。

ウェットキャットフードが余ったときは、そのままだと腐ってしまいますので、余った分はラップに包んで冷蔵や冷凍で保存しましょう。ラップに包んで保存すれば、冷蔵なら1日、冷凍なら1ヶ月は保存できます。

また、あげるときは前の日に冷蔵庫から出して自然解凍しておくと香りや風味を落とさずに与えることができます。そこまでする時間が無い場合にはレンジで温めて人肌に冷ましてから猫にあげましょう。冷たいままだと猫の大好きな魚や肉の香りが少なく美味しく感じませんので猫に美味しく食べてもらうためには手間も必要です。
ドライキャットフードに関しても食べ残したものは酸化が進んでいるので、1回の食事ごとに処分するのが良いでしょう。手間とコストはかかりますが、酸化したドライフードは健康にも良くないうえに食いつきが悪くなる原因になります。

まとめ

いかがでしたか?
人間の子供のように、猫の健康のために、ウェットキャットフードだけにはまらないように注意しながらも、猫に生食の風味や旨みを体験させてあげる方法を模索しましょう。

ドライキャットフードは、ウェットキャットフードに比べて風味や香りといった猫の好みの面では負けてしまいがちです。でも、栄養バランスやストレス解消他、猫の健康の上では勝る面も多いのです。

猫の幸せのために、どちらも食べられる猫になるよう、飼い主さんはお母さんになった気分でチャレンジしてみて下さいね。こちらには猫が好むキャットフードの味について解説されています。猫はもともと肉食なため、肉や魚の風味がしているフードの方が食いつきが良いそうです。

【参考URL】
http://www.augustalynx.com/unbalance.html

ページのトップへ戻る